量子コンピューターって何?
普通のコンピューターは「0」か「1」という2つの数字だけで動いています。でも、量子コンピューターは「0」と「1」を同時に使えるんです。これを「重ね合わせ」って言います。
普通のコンピューターの例
例えば、普通のコンピューターは1つずつ部屋を調べて「カギ」を探します。
例:
部屋A→部屋B→部屋C→「見つけた!」
量子コンピューターの例
量子コンピューターは全部の部屋を同時に調べます。だから、カギをすぐに見つけられるんです。
例:
部屋A+B+Cを同時に調べる→「見つけた!」
Googleが作った最新の量子コンピューターは、とにかく速いです。
普通のスーパーコンピューターの計算
10の後に「0」を25個書くくらいの年数がかかる難しい計算をします。つまり、宇宙ができてからの時間よりも長い時間が必要です。
その計算がたった5分で終わります。とんでもなく速いですよね?
どんなことに役立つの?
1. 病気の薬を作る
薬を作るとき、細かい分子の動きを調べます。この計算が速くできると、新しい薬をもっと早く作れるんです。
例: 風邪の薬を作る時間が1年から1ヶ月に短くなるイメージです。
2. AIを賢くする
AI(人工知能)がもっと賢くなります。難しい計算が得意なので、AIがたくさんの情報を学ぶ時間が短くなります。
例: 自動車がもっと安全に運転できるようになる、AI先生がもっと良い答えをくれるなど。
3. お金の計算や予測
銀行や保険の複雑な計算が簡単にできます。これで、もっと良いサービスを受けられるようになるかも!
例: 家を買う時のローンがもっと分かりやすくなったりする。
問題もあるの?
もちろんあります。量子コンピューターには気をつけなければいけないこともあります。
暗号が壊れるかも
暗号というのは、秘密を守るための仕組みです。例えば銀行のパスワードやネットのお金のやりとり。この暗号が簡単に解けてしまうかもしれません。
例: ドアに鍵をかけても、その鍵が簡単に開いちゃうイメージです。
難しいから人が足りない
量子コンピューターを使える人がまだ少ないです。だからもっと勉強して使い方を学ばないといけません。
まとめ
量子コンピューターはすごく速いです。Googleが作ったチップは普通では考えられない速さで計算します。この力を使えば、薬やAIが進化して、僕たちの生活がもっと便利になります。
でも、気をつけることもあります。暗号の問題や、新しい技術を学ぶ人がまだ足りないことなどです。これからみんなで準備していく必要がありますね!